(c) Masakazu MIYATA
3月11日発売
一流のGPカメラマンが集結し、一冊のアートブックを創りあげた
F1 Photo Graphic Book「F1SCENE」
F1SCENE 2012 YEARBOOK
運命 〜人は自ら未来を創造する〜 無限の可能性を信じて、前へ。
245 x 330mm / 150page
定価:本体4,800円+税 発行・発売:株式会社ゼロボーダー
定価:本体4,800円+税 発行・発売:株式会社ゼロボーダー
Executive producer : MASAKAZU MIYATA
Art Director : AYUMI UESAKA
Editorial Director : MINEOKI YONEYA
Photo Director : MASAKAZU MIYATA
Photographer : Team ZEROBORDER
MASAKAZU MIYATA
ATSUO SAKURAI
PETER J. FOX
RYS VLADIMIR
Contribute Photographer : ONVISION
NAOTAKE ONODA
<書店・Amazonなどでは販売しておりません>
興味のある方はご連絡くださいませ。
<書店・Amazonなどでは販売しておりません>
興味のある方はご連絡くださいませ。
F1の写真集ができました。
今までF1というと鈴鹿に一回連れってってもらった事があるだけ、それも目の前をシュンと車が一瞬通り過ぎる記憶しかなく、モナコGPをTVで何回か見た事があるぐらいで、マシンの種類も色もチームもレーサーの顔と名前も一致せず。え〜っと、セナとシューマッハぐらいしか、、、みたいなわたしに、プロデューサーの宮田さんは「大丈夫、ぼくは悪運強いから」とおっしゃってくださり(笑)
肉体的にも精神的にもヘビーな撮影を長年続けている強者、モータースポーツにこれほど冷ややかな時代に、ただでさえ本が売れない時代にbookに拘り、実際出版し続けている頑固者である。
相当タフに違いない。運も悪運も(!)強くなけりゃ長くは続けられないだろう。
そういえば以前「あんた悪運強いよ」と、言われた事があったのを思い出し(いろいろな分野の占いを集めたイベントの仕事をした際、現場の待ち時間に四柱推命だったかな?の年配の占い師の方がみてくださり)悪運強いって。。え〜??それっていいことなんですの??と、その時はあんまり嬉しくなかったのですが、いいことのような気がしてきました。
動くものを撮った写真をこんなに短期間に集中して見たのは初めて。
2000カットは軽く超えていると思う。
おそらく数十万カットの中からのたった2000。最終段階ではmore more!
2000カットは軽く超えていると思う。
おそらく数十万カットの中からのたった2000。最終段階ではmore more!
今回は本当に自由にまかせていただいて、どういじってくれてもかまわないという不敵なオーダー。とにかく今までとは違うものにしたいとの強いご要望。難しそうだけど、、、面白そう。
そのぶんセレクトから構成、調整と、悩みはどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん増えていく。が、ピッタリくるイメージに出会うと一瞬で楽しみに変わっちゃったりするのがたまりません。
そのぶんセレクトから構成、調整と、悩みはどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん増えていく。が、ピッタリくるイメージに出会うと一瞬で楽しみに変わっちゃったりするのがたまりません。
5人のカメラマンにはそれぞれの世界があってとても刺激的。
しかし、それ故の難しさもつきまとい、何度かページネーションの迷路に迷い込む。
そんな時には一番信頼している大先輩に短い言葉で適切なアドバイスをいただいた。
不信感に囚われたら終わり、ほんの一瞬の迷いが命取り。
迷いをどこで振り切るか自分の感覚を信じて突っ走るしかありません。
しかし、それ故の難しさもつきまとい、何度かページネーションの迷路に迷い込む。
そんな時には一番信頼している大先輩に短い言葉で適切なアドバイスをいただいた。
不信感に囚われたら終わり、ほんの一瞬の迷いが命取り。
迷いをどこで振り切るか自分の感覚を信じて突っ走るしかありません。
流れを止めないように!イーコちゃんダメダメ、ハートよハート!!と己に言い聞かせ、なんとかいい感じにできあがりました。うれしい。
そしてやはり日本の印刷はとてもきれい。
特に画集、写真集は。日本の印刷物を見慣れていると洋書の雑さに...
その分表現力が問われるかもしれないけれど。
特に画集、写真集は。日本の印刷物を見慣れていると洋書の雑さに...
その分表現力が問われるかもしれないけれど。
若い頃、職人さんが特色インクをパレットの上で感で調合するのを初めて見た時は驚いた。何種類かのインクをぺたぺた〜とヘラで混ぜ合わせて、ほら!って。
カラーチップと同じ色を、感覚で。
カラーチップと同じ色を、感覚で。
温度や湿度に合わせて機械で量る今じゃ考えられないけど。
技は細かいだけだとイマイチ、繊細さと大胆さ両方なくちゃダメ。
ピッタリくる瞬間はいつも変化するから。
けっこうフィジカルなものかもしれません。
けっこうフィジカルなものかもしれません。
でも印刷は今、安く早くを求められる。それに応える努力は相当なもので。
本当に頭が下がる。
本当に頭が下がる。
アート本系に行くか激安チラシで他社と競争するか、どちらにしても生き残りをかけたタフな世界。
安いからといってクオリティーがそんなに落ちる訳ではないのが凄いところ。
安いからといってクオリティーがそんなに落ちる訳ではないのが凄いところ。
でもまぁ、なんて大変。
神経がやられるね、本当に。
印刷は北海道に工場があるアイワードさん。こちらも仕上りに拘る頑固者。
数々の写真集やアートブックを手掛けてらっしゃいます。
仕事が丁寧で気が利くプロフェッショナル。and 優しい。
とにかく小さな事務所やフリーランスはとても厳しい中を生きている。
本なんかもはや贅沢な話になってしまって、スポンサーを探すのは並大抵のことじゃない。でもだからといって、何から何まで合理的じゃちっとも面白くない。
臭いも手触りもないデジタル画面のイメージばっかりじゃ物足りない。
なんでもかんでもスマホスマホって、、なんか貧乏くさい。
アイデアでっていうけれど、そんなに発想豊かなクリエーターが次から次へ出てくるもんなんだろうか。
心はまだそんなに合理的にはできてません。そんなにうまくいかない。
シンドイことばかり続いたら壊れる。
神経がやられるね、本当に。
印刷は北海道に工場があるアイワードさん。こちらも仕上りに拘る頑固者。
数々の写真集やアートブックを手掛けてらっしゃいます。
仕事が丁寧で気が利くプロフェッショナル。and 優しい。
とにかく小さな事務所やフリーランスはとても厳しい中を生きている。
本なんかもはや贅沢な話になってしまって、スポンサーを探すのは並大抵のことじゃない。でもだからといって、何から何まで合理的じゃちっとも面白くない。
臭いも手触りもないデジタル画面のイメージばっかりじゃ物足りない。
なんでもかんでもスマホスマホって、、なんか貧乏くさい。
アイデアでっていうけれど、そんなに発想豊かなクリエーターが次から次へ出てくるもんなんだろうか。
心はまだそんなに合理的にはできてません。そんなにうまくいかない。
シンドイことばかり続いたら壊れる。
F1はお金がなくちゃ絶対に勝てない超シンプルな世界。
仲間に入りたきゃ金もってこいである。
仲間に入りたきゃ金もってこいである。
一度言ってみたいなぁ、いいもん作りたきゃお金持ってきてっ、て(笑)
ヨーロッパのモータースポーツも馬の文化(って勝手に)。
馬刺大好き!なんて言ったらどうなるんだろ?と、実はず〜っと気になっているんですが。。
特にモナコグランプリは何にも知らなくても小さなTVでワクワクできる。
ぎゃぁ〜こんな狭い道でクルクル回って〜〜危ないっしょってのが。スリル満点。
写真もココだけで一冊できそうなほどいいカットがたくさん。
ワクワク感が伝わってきます。
街の佇いがとにかく美しい。地中海のブルーそして人々の笑顔。
どのアングルでも絵になるんだろな。
若い頃はローバーで事故死したい、なんて不謹慎なこと。。
でもよく考えてみると(考えなくても)相当な美貌と品と愛されるキャラクターがないとただただ普通の事故死なのでした。
ホンダの第二期監督を務めた桜井さんが「他のレースは、観客に見せてあげていると思うけれど、モナコだけは見ていただいただいている、と思ってしまう」と、おっしゃっていたそうですが、勝てばロイヤルボックスの表彰台、タクシーがメルセデスなんだから高級車がズラ〜ってのはあたりまえなんでしょうけれど、個人所有の超大型クルーザーが何隻も停泊してるモナコ。ボ〜ンボ〜ンっていう汽笛の音がまたいい感じでしょうね。あの華やかなバブルの頃、サントロペでは他の船を悠々と見下ろせた150フィート(20億円)の船がモナコに入ったとたん見向きもされなかったと何かで読んだ記憶がありますが、カラヤンのとか、カショーギ氏(武器商人)のとか、タイセン氏(マドリッドに美術館持ってる印象派と現代絵画のコレクター)とか、のはヘリポート付きだのプール付きだのバスケットゴール付きだのの戦艦級、親分の下船時には真夏なのに黒服のセキュリティーずら〜怖いですね。。すごいのは500フィートですって。
どうしても大富豪方の独特の雰囲気にのまれちゃうのかもしれません。
ちっちゃなかわいい素敵なお船もいっぱい。。
国がどうなろうがユーロ危機だろうが隕石が落ちようが関係なさそうなお金持ちは破綻したギリシャにだって、しそうなイタリアにだって、平気でいる。
特に芸術文化はパトロンがいてくれなくちゃ始まらない世界。
あらゆる野蛮な行為をしつくして思想哲学芸術を育んだ長い歴史。
今回初めて知ったのですが一番強いレッドブルってチームのスポンサーは飲料メーカーなんですね。
馬刺大好き!なんて言ったらどうなるんだろ?と、実はず〜っと気になっているんですが。。
特にモナコグランプリは何にも知らなくても小さなTVでワクワクできる。
ぎゃぁ〜こんな狭い道でクルクル回って〜〜危ないっしょってのが。スリル満点。
写真もココだけで一冊できそうなほどいいカットがたくさん。
ワクワク感が伝わってきます。
街の佇いがとにかく美しい。地中海のブルーそして人々の笑顔。
どのアングルでも絵になるんだろな。
若い頃はローバーで事故死したい、なんて不謹慎なこと。。
でもよく考えてみると(考えなくても)相当な美貌と品と愛されるキャラクターがないとただただ普通の事故死なのでした。
ホンダの第二期監督を務めた桜井さんが「他のレースは、観客に見せてあげていると思うけれど、モナコだけは見ていただいただいている、と思ってしまう」と、おっしゃっていたそうですが、勝てばロイヤルボックスの表彰台、タクシーがメルセデスなんだから高級車がズラ〜ってのはあたりまえなんでしょうけれど、個人所有の超大型クルーザーが何隻も停泊してるモナコ。ボ〜ンボ〜ンっていう汽笛の音がまたいい感じでしょうね。あの華やかなバブルの頃、サントロペでは他の船を悠々と見下ろせた150フィート(20億円)の船がモナコに入ったとたん見向きもされなかったと何かで読んだ記憶がありますが、カラヤンのとか、カショーギ氏(武器商人)のとか、タイセン氏(マドリッドに美術館持ってる印象派と現代絵画のコレクター)とか、のはヘリポート付きだのプール付きだのバスケットゴール付きだのの戦艦級、親分の下船時には真夏なのに黒服のセキュリティーずら〜怖いですね。。すごいのは500フィートですって。
どうしても大富豪方の独特の雰囲気にのまれちゃうのかもしれません。
ちっちゃなかわいい素敵なお船もいっぱい。。
国がどうなろうがユーロ危機だろうが隕石が落ちようが関係なさそうなお金持ちは破綻したギリシャにだって、しそうなイタリアにだって、平気でいる。
特に芸術文化はパトロンがいてくれなくちゃ始まらない世界。
あらゆる野蛮な行為をしつくして思想哲学芸術を育んだ長い歴史。
今回初めて知ったのですが一番強いレッドブルってチームのスポンサーは飲料メーカーなんですね。
赤とブルーの缶ジュース。
そういう意味でもホンダとセナって20世紀のほんの一瞬、キラキラした異端の流れ星。やっぱり奇跡的!
もう誰も思い出したくないのかもしれないけど。。かっこいぃ。
確かにその頃は日本にも遊びに遣うお金があった。
お金持ちは馬鹿みたいに稼いで楽しそうにガンガン遣って、街にもフェラーリやベントレーなんかけっこう見かけたし。あんなに売れてたのにね。
今日本は途方もなく傷ついている。立ち上がれないほど。
矛盾にまみれ自家中毒をおこし無気力に呑み込まれそうになりながら。
ぼくたちの世界は、ほんとうの美にふれたことなどがあるだろうか。
今回ページを割いている小林可夢偉くん、かっこいいです。
せっかくいいとこまで来てるのに資金調達が間に合わず来年は乗れないんですって。。残念。。
もう誰も思い出したくないのかもしれないけど。。かっこいぃ。
確かにその頃は日本にも遊びに遣うお金があった。
お金持ちは馬鹿みたいに稼いで楽しそうにガンガン遣って、街にもフェラーリやベントレーなんかけっこう見かけたし。あんなに売れてたのにね。
今日本は途方もなく傷ついている。立ち上がれないほど。
矛盾にまみれ自家中毒をおこし無気力に呑み込まれそうになりながら。
アースダイバーを引こう!
ぼくたちの世界は、ほんとうの美にふれたことなどがあるだろうか。
めまぐるしく変化しているようで、
じつは同じ原理の反復で出来ている世界を生きながら、
ぼくたちはまだほんものの怪物をみたことがない。
崖下を探しだそう。そこで美しい金魚と出会うために。
~「アースダイバー」中沢新一
今回ページを割いている小林可夢偉くん、かっこいいです。
せっかくいいとこまで来てるのに資金調達が間に合わず来年は乗れないんですって。。残念。。
日本の凄さって、喧嘩の仕方をちゃんと知っているというかいろいろな分野でとてもセンスがいい。
んだけどな。
んだけどな。
さて21世紀にはどんなドラマがあるんだろう。
否、否!きっともうドラマなんて言わない何か新しい感覚。もはや”人間”でさえないかもしれません。
鬱陶しいヒューマンボディーとおさらばする辛い辛い過渡期。
今までの資本主義や思想とはおさらばする新しい大転換。
そんな風に考えると少し元気になる。
今までの資本主義や思想とはおさらばする新しい大転換。
そんな風に考えると少し元気になる。
シューマッハの引退、小林可夢偉の表彰台、8人も優勝者を出した雨の多い2012年は面白い年だったようです。ファンにも喜んでもらえるようにと2012年アーカイブとしての構成は、年間20戦全ての現場に足を運び、取材を重ねたF1専属ライター米家さんが情熱のこもったテキストと共にちゃんと考えてくれています。
そしてわたしを信頼し励ましてくださった男気あふれる宮田さんに感謝。
そしてわたしを信頼し励ましてくださった男気あふれる宮田さんに感謝。
ページをめくってくれるみなさんに、一瞬を捕らえた美しいイメージのラッシュを、そして静かな静かなパッションを、楽しみ、感じて、いただけますように。
そしてそして全ての熱い男たちがどうかくじける事なく少年のように輝き続けますように。
希望を持って明日も生き残っていけますように。
希望を持って明日も生き残っていけますように。
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