Arc de triomphe de l'Etoile
10.25. 絵描きのルーベン氏のディナーに連れて行ってもらう。
ノラさんとルーベン氏は学生時代のお友達みたい。
古いけど素敵なアトリエはピガールのアパートメントの上。
美術評論家のアリシアさんと3人でギシギシ音のする螺旋階段を息切れしながら登っていくと
ちょっと遅れたものだからピアノを弾きながら待っててくれて
重ねられたでかいキャンバスにはきれいな色がいっぱい!
奥にある小さなテーブルには
きゃぁ〜おいしそうなおつまみがいっぱい!嬉しい。
そしてそしてルーベン氏はとてもあったかい雰囲気。飲んべえだったのでありました。
おいしいワインをバンバンあけてじゃんじゃんついでくれるもんだから
遠慮なくしこたまごちそうになった。
なんというか気取ってなくてとってもいい感じ
3人の間で交わされるほとんどわかんない早口のスペイン語。
ノラがアートについて話してるんだよって教えてくれるんだけど
私にはピカソという名前しか聞き取れず
いいなぁピカソの話、、、なんて思いながら
わかんないけどなぜか楽しいのでした。
アリシアさんの口からT.キタノとかT.ムラカミとか...
うぅでた...
最近のTケシにもTカシにもついでにHルキにも何も感じない。
カルチェもどうしちゃったの??よくあんなもん、、、と。
ルーベン氏もキョーミねーみたいな顔してくれてホッとしたけど
”そのおとこきょーぼーにつき”はすきだしベルサイユ宮殿はびっくりしたってことで。
へへ。
ことばは中途半端にわかんない方がピース。
日本語でだってうまく説明できたことないんだもん
酔いがまわったので席を外してルーベン氏の大きな絵を眺めていたら
ノラさんに「どれが好き?」と聞かれ「真ん中のこれ、あれもいいしこれもいい。。」
力強いラインが大胆で安定していて本当に気持ちが良い。
色が本当にすごくいいのです。さすがラテン。
マエストロはグラスを片手にとてもおいしいリゾットを作ってくれて、
そしてそして最後にとてもおいしいお茶をいれてくれました。
マリアージュの缶をなぜかわたしの鼻の前に持ってきてウインク
てっきり紅茶と思ってたらそこからはよ〜く知ってる香ばしい香り。
ほうじ茶ですね!と言ったらとても嬉しそうにして
みんなとてもおいそうに飲んでたけど、くぅ〜なぜか感動的においしい。
帰り際、いただいた画集にサインをとお願いすると
ロゴが消えかかった古いスタインウェイのグランドの上で
ページいっぱいにまるで絵のようなかっちょい〜サインをしてくれた
雨が降ってたものだから
これまた古い年代もんのメルセデスで(べろんべろんなのに・・)
滞在先のアベニューフォッシュまで送っていただく。
トップの写真は車の中から撮ったブレブレの凱旋門
とてもリラックスしたすてきな夜。
マエストロほんとうにありがとう。
長生きしてください!
ごちそうさまでした。